• 2021.10.21
  • ブログ

竹久夢二の滞在宿「箱根小涌園 三河屋旅館」。芸術の秋、大正ロマンに思いをはせて

鬼を退治するアニメの人気で、古きよき大正の時代が今また脚光を浴びています。和と洋が融合した大正時代の文化を今に残すものに、竹久夢二の美人画があります。「夢二式美人」といわれる憂いを浮かべた大きな瞳と細くて長い手足、独特の情感を漂わせたはかなげな美人の画は、みなさんどこかでご覧になったことはありますよね?

大正ロマンを代表する竹久夢二は、画家としてだけでなく、雑誌の広告やうちわ、文具に浴衣まで幅広くデザインを手がけていました。庶民の日常の暮らしをアートに取り込んだ先駆け的存在で、今でいえばデザイナーやアートディレクターにカテゴライズされる、人気クリエイターだったのです。

そんな竹久夢二が好んで訪れ、滞在していたのが、ここ箱根小涌園 三河屋旅館です。玄関に掛けられている夢二の絵のモデルは、当時三河屋旅館で働いていた地元の娘さんといわれています。ほかにもレトロな雰囲気漂う館内は、夢二が滞在していた当時の面影がいたるところに残されています。

箱根小涌園 三河屋旅館自慢のかけ流し温泉につかりながら、夢二も眺めていたであろう小涌谷の景色を眺め、しばし夢二の生きた大正時代に思いをはせてみませんか。芸術の秋、大正ロマン香る、人気アニメに続く、クリエイティブな作品が生まれてくるかもしれませんよ。

TOP